COLUMN 老後はマンションがおすすめ？住まいにマンションを選ぶメリットと注意点

投稿日：2023年01月31日

利便性が高いと言われるマンションですが、本当に自分の生活に合うかどうか気になる方もいるのではないでしょうか。そこで、今回の記事では、老後をマンションで暮らすメリットや、注意点について解説していきます。
希望やライフスタイルに合った、老後の快適な住まい選びの参考にしてみてください。

老後の住まいにマンションを選ぶメリット

まずは、老後の住まいとしてマンションを選ぶメリットから確認していきましょう。

利便性が高い立地で暮らせる

マンションは基本的に「公共交通機関が近い」「買い物や通院がしやすい」など、好立地に位置していることが多いです。

老後をマンションで暮らす際のメリットとして挙げられるのが、利便性が高い立地で暮らせる点です。長距離の移動が難しくなる高齢者にとって、立地のいい場所に住むことは大事な要素の一つになります。

また、戸建てと比較しても、駅チカの物件なども充実しているため、自身のライフスタイルや希望に合った立地の住まいが選びやすいでしょう。

ワンフロアでコンパクトに安全に暮らせる

マンションの部屋は基本的にワンフロアで、段差の少ない設計となっています。
シニア世代を意識したバリアフリーを取り入れているマンションもあります。
さらに、マンションは部屋の間取りがコンパクトなため、家事や掃除の負担を減らすことにもつながるでしょう。

また、戸建てなどから引っ越す際に、物を減らすきっかけになることも、意外なメリットとして挙げられます。ワンフロアで安全性が高く、コンパクトに暮らせるマンションは、老後の住まいに適した環境と言えるでしょう。

メンテナンスを管理会社が行ってくれる

マンションの場合は管理会社が管理を行うため、建物の修繕や管理、清掃などを行う必要がありません。管理人が常駐しているマンションであれば、何か困ったときに相談することもできます。

また、マンションはオートロックのエントランスや監視カメラが設置されている場合が多く、セキュリティ面でも安心です。管理や防犯面に対する懸念が少なく、安心できる点はマンション暮らしの大きなメリットと言えます。

他の住人との交流が期待できる

他の住人と交流ができることも、マンション暮らしのメリットの一つです。
マンションによっては自治会活動が行われたり、住民や地域の交流イベントが開催されたりすることもあります。マンションには子育て世帯など、さまざまな世代の方が住んでいることが多いです。
住民同士で交流する機会に恵まれれば、普段は出会えない異なる世代の人との交流も期待できるでしょう。

老後の住まいにマンションを選ぶ際に注意すること

メリットの多いマンション暮らしですが、注意点も存在します。
マンションを老後の住まいに選ぶ際にはきちんと把握しておきましょう。

マンションならではの費用がかかってくる

マンションで暮らす場合ならではの費用が必要です。
賃貸なら毎月の家賃や管理費が、購入した場合は住宅ローンや固定資産税など、マンションならではの費用がかかります。また、住み続ける中で老朽化が進み、思いがけない修繕費用などが追加で発生するかもしれません。
マンション暮らしを選ぶ場合も、予期せぬ出費に備えて余裕を持っておくことが大切です。

階数やマンション内での位置によっても住み心地が変わる

快適なはずのマンション暮らしも、いざ住んでみると階数や部屋の位置によって住み心地が異なる場合があります。高層階や、階段やエレベーターの位置から遠すぎる部屋であれば、毎日の移動に苦労することもあるかもしれません。
特に災害時、すぐに避難できるかどうかなど確認しておくと良いでしょう。

また、生活音や騒音、隣人との関係など、住んでみなければわからない部分が多いのはリスクの一つです。

制約やルールが合わない場合がある

マンションによっては、独自の制約やルールが設けられている場合も少なくありません。
たとえば「ペットが飼えない」「リフォームができない」などが、よくある制約として挙げられます。
特にリフォームについては、どうしてもバリアフリーにする必要が出てくる場合があるかもしれません。マンションでの生活を決める前に、こうした制約についても必ず調べておくことを、念頭に置いておきましょう。