COLUMN 老後の夫婦2人におすすめの間取りは? 快適な理由も説明します

老後の夫婦2人におすすめの間取りは? 快適な理由も説明します

「老後」という言葉が頭をよぎる年齢になり、夫婦2人の住まいをどうするか考え始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのときに意識したいのが、間取りです。夫婦2人で生活するにあたり、どんな間取りなら快適に暮らせるのでしょうか。この記事では、生活動線、体力的なことも考慮しながら、老後の夫婦2人に適した間取りについてみていきます。

老後の夫婦2人に最適な間取りとは?

老後の夫婦が2人で暮らす際に最適な間取りには、2つのポイントがあります。1つは平屋であること、もう1つは2LDKであることです。

平屋のメリットと老後の暮らし

これから夫婦2人で暮らす家を新たに探す、あるいは建てるという場合は、ぜひ平屋で検討してみましょう。ほかに住む人がいなければ、2階以上の部屋は必要ありません。

なぜ平屋がよいのか--それは、老後の2人にとって暮らしやすいからです。
足腰が弱ると階段の上り下りも一苦労ですが、平屋はそのようなことはありません。階段から落ちてケガをするといったリスクからも解放されます。
また、平屋であればある程度の見通しがきくため、お互いの存在や安否が確認しやすいこともメリットのひとつといえるでしょう。万が一、どちらかに介護の必要が生じた場合も、介護がしやすくなります。
さらに、掃除やメンテナンスにそれほど手間がかからないことも、体力が落ちつつある年齢にとっては、ありがたいポイントです。

2LDKの間取りが適する理由

夫婦2人で暮らすのであれば、共に過ごすリビングダイニングのほかに2部屋が確保できる2LDKにすると、必要以上に広すぎず、かといって手狭にもならない――ちょうどいい広さで、暮らしにゆとりが生まれます。
2部屋の使い方は、ライフスタイルに合わせて考えてみましょう。
1部屋を夫婦の寝室、もう1部屋を趣味や客間として使うこともできますし、夫婦それぞれで1部屋ずつのプライベート空間を確保することもできます。

老後の夫婦2人におすすめの平屋間取り例

平屋の2LDKには、暮らしやすいだけでなく、ライフスタイルに合わせて“ゆとりを持たせる”ことも、“コンパクトにまとめる”こともできる、柔軟な間取りです。

2LDKのコンパクトな平屋

リビングダイニング&キッチンに16畳ほどの広さがあれば、2人で暮らすには十分です。そのほか、5~6畳ほどの部屋が2つ確保できれば、広すぎず狭すぎずの暮らしやすい2LDKの平屋が完成します。

2LDKのゆとりある設計

敷地にゆとりがある場合は、リビングダイニング&キッチンのスペースを20畳以上に広げたり、ガレージやウッドデッキを設置したりと、空間にゆとりをもたせた設計も可能です。LDKで20畳以上あれば、普段からゆったりと暮らせるのはもちろん、パーテーションで仕切ってもう1部屋分のスペースを作ることもできます。共通の趣味があったり来客が多いご夫婦には、さまざまなシーンで活用しやすいでしょう。

老後の暮らしを考慮した間取り設計のポイント

体力が落ちる老後の暮らしを見据えて間取りを設計するときのポイントは、3つあります。「生活動線を考えること」「バリアフリーを意識すること」「収納スペースと間口の広さを確保すること」です。

生活動線を意識した間取り

食事の支度、洗濯、おふろやトイレなど、日常的に動かなければならない場面は多々あります。だからこそ、暮らしやすさ=動きやすさを考えた設計が欠かせません。
2LDKでは、共有スペースとなるLDKを中心に配置すると、生活動線が自ずと決まってきます。深夜に目覚めたときにすぐにトイレに行けるように、寝室の近くにトイレを配置するのもポイントです。

バリアフリー設計の重要性

加齢とともに、わずかな段差でもつまずく原因になります。段差をなくすバリアフリー設計は、高齢期の住まいにおいて不可欠な要素といえるでしょう。
体力の維持も大切ですが、設計段階から“つまずきにくい家”にしておくことで、安心感が大きく変わります。

収納スペースと間口の広さ

長年使ってきて愛着のあるタンスや棚をどうするかも考える必要があります。少し広めの収納スペースを作ると、タンスや棚をそのまま収めることもできるはずです。
逆に、住み替えをするタイミングで思い切って手放すという場合は、タンスや棚がわりになる収納スペースを考えておきましょう。

また、部屋の間口は広めにし、引き戸を採用することで、開閉の負担を減らし、出入りもしやすくなります。万が一、車いすを使って生活することになっても不自由を感じずにすむでしょう。

老後の住まいにユニバーサルデザインを取り入れる

老後の夫婦2人暮らしの家を考えるときには、ユニバーサルデザインを取り入れることも検討してみてください。
ユニバーサルデザインとは「年齢や性別、人種、障害の有無に関係なく、誰もが使いやすい生活環境をデザインする」という考え方です。バリアフリーと似ていますが、バリアフリーが、身体的に障害がある人のために障壁(バリア)をなくすことを指すのに対し、ユニバーサルデザインは、より幅広い多様性に対応する考え方です。

採光や通風に配慮するほか、先ほどご紹介した「生活動線を考えた設計」「バリアフリーを意識」「収納スペースの確保と間口の広さを考える」は、どれもユニバーサルデザインに通じる要素です。
そのような視点からぜひ、これからの暮らしを思い描きながら間取りを考えてみてください。

老後の夫婦2人に最適な間取りを考えてみましょう

老後を夫婦2人で心地よく過ごしたいと思うなら、平屋の2LDKがおすすめです。平屋なら屋内での移動に体力的な負担が少なく、階段がないことでの転倒などのリスクも軽減されます。また、2LDKの間取りであれば、リビングダイニングを共有しながらも、各々のプライベート空間を確保することも可能です。
夫婦2人のライフスタイルに合わせ、安心して長く暮らせる最適な間取りを選びましょう。

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