COLUMN セカンドキャリア？熱中できる趣味？老後の生きがいの見つけ方

投稿日：2024年10月07日

老後には子育てや仕事から開放される一方で、急に自由な時間が増えてしまうことによって、1日を持て余してしまうケースも少なくありません。
これまでとは大きく生活リズムが変わる老後の環境では、心と体の健康を維持して社会とのつながりを保つためには、生きがいを見つけることが重要です。そこで今回の記事では、老後を豊かに過ごすための生きがいの見つけ方について、具体的な方法を解説します。

老後に生きがいをもつことが大切な理由

老後に生きがいをもつことは、多くの点で非常に重要です。以下の項目に分けて、その理由を解説します。

定年後は自分の時間が確保できるから

定年退職後、多くの人は長年続けてきた仕事から解放され、大量の自由時間が生まれます。この時間をどう過ごすかは、生活の質に大きく影響します。
例えば、仕事に追われてできなかった趣味や興味など、新しい趣味を追求するチャンスです。絵を描く、楽器を習う、ガーデニング、料理、写真撮影など、新しいスキルを習得することで、日々の生活に彩りを加えてくれるでしょう。
また、退職は大きな生活の変化を伴い、多くの人がこれまでの仕事や役割を失うことで喪失感や孤独感を感じます。これに対処するためには、友人や家族との時間を大切にし、定期的にコミュニケーションを取ったり、地域のボランティア活動やサークルに参加したりするなど、社会的なつながりをもつことに役立つ活動が重要です。

老後の生きがいが健康に直結するから

生きがいを持つことは、身体的、精神的な健康に多大な影響を与えるだけでなく、よりアクティブな生活を送りやすくなります。例えば、スポーツやダンス、ウォーキングなどの身体活動を楽しむことで、体力を維持し、生活習慣病の予防に役立ちますし、定期的な運動は心臓病や糖尿病、肥満などのリスクを減少させるだけでなく、骨密度の低下や筋力の衰えを防ぐのにも効果的です。

老後の生きがいを見つける方法

老後の生きがいが大切なことは理解していても、どのようにしてその生きがいを見つければ良いのか分からない方もいるでしょう。ここからは、老後の生きがいを見つける方法について解説します。

新しい仕事やボランティアに取り組む

退職後も新しい仕事やボランティアに取り組むことで、生きがいを見つけることができます。パートやコンサルティング、講師など、自分の経験やスキルを生かした仕事を探してみましょう。また、地域の清掃活動や、高齢者施設でのサポート、子供たちへの読み聞かせなど、地域社会や福祉団体でのボランティア活動に参加することは、社会貢献と自己実現を達成することにもつながります。また、国際的なボランティアプログラムに参加して、海外での新しい経験を積むことも可能です。

趣味や活動に積極的に取り組む

退職後に新しい趣味を始めることで、日々の生活に楽しさと刺激を加えることができます。例えば、絵画や陶芸、料理教室、ダンスレッスン、音楽演奏など、興味のある分野に挑戦するのがおすすめです。また、これまでも趣味を持って楽しんで来たという方は、その趣味をさらに深めることも生きがいにつながるでしょう。例えば、ガーデニングにより本格的に取り組んだり、写真撮影の技術を磨いてコンテストに応募したりすることなどもおすすめです。

人と交流する機会を大切にする

人との交流は、老後の生きがいを見つけるためにも特に積極的に取り組みたい部分です。例えば、趣味を共有する仲間と一緒に活動することで、共通の話題をきっかけに深い友情を築くことができるでしょう。具体的には、読書クラブや手芸サークル、音楽バンド、旅行クラブなどがおすすめです。
また、地域の祭りやイベントコミュニティセンターでの講座やワークショップに参加することで、地域社会とのつながりを強化できるだけでなく、新しい友人を作る機会も増え、孤独感を軽減することができます。

高齢者サービスが充実した住まいを選ぶ

高齢者向けのサービスが充実した住まいを選ぶことも、生きがいを見つけるためには効果的な要素のひとつです。例えば、シニア世代に特化した住居で、様々なサービスや施設が充実している高齢者マンションであれば、食事サービスや健康管理、緊急時のサポートが受けられるほか、レクリエーション活動なども提供されます。カルチャークラス、スポーツクラブ、映画鑑賞会、旅行ツアーなど、住民同士の交流を促進するためのイベントや活動も定期的に開催されているため、楽しみながら過ごすことができるでしょう。