COLUMN 老後の「おひとりさま」が備えておきたい準備や暮らし方のポイント
老後をおひとりさまで迎えるケースは少なくありません。
時間を自由に使える反面、さまざまなリスクに備えながら、老後の生活を送る必要があるでしょう。
そこで今回の記事では、そんな老後のおひとりさまが準備しておきたいことや、老後の暮らし方を紹介します。
おひとりさまでの老後の生活を考える方は、参考にしてみてください。
老後のおひとりさまに潜むリスク
老後は、健康面での懸念が大きくなります。
おひとりさまの場合、少し体調を崩すだけでも日常生活が不安定になり、食事や衛生面を維持することが難しくなり、さらなる体調悪化につながる恐れもあるでしょう。
特に急な体調変化があった際、近くでサポートしてくれる人がいないというリスクもあります。また、入院や手術が必要になった場合は、費用の保障や、転院や死亡時などのサポートを担う身元保証人が必要になってきます。
おひとりさまが備えておきたい老後の準備
では具体的に、おひとりさまで老後を迎える前にどんな備えをしておけばいいのでしょうか。
お金の備え
総務省が発表している令和3年の家計調査年報によると、65歳以上の単身無職世帯の消費支出の月平均は、およそ13万円となっています。
実際は生活費だけでなく、体調不良による医療費や、住まいの維持・管理費など、急な出費が必要になる場合もあるでしょう。年金の収入だけで悠々自適に暮らすことは難しく、早いうちから貯蓄をしておく必要があります。
最近では、早いうちから投資や資産運用を考える人も増えています。
不安な場合は一度、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に話を聞いてみるのもいいでしょう。
老後の住まいの準備
老後は徐々に体が不自由になることも考え、今よりも住みやすい環境の住居や、高齢者向けの施設などの新たな住まいに移る方も少なくありません。
マイホーム購入、賃貸マンションに移り住むなど、選択肢は多様です。
資金面やどんな老後を送りたいか、それぞれのメリットを踏まえた上で選ぶとよいでしょう。
「一人で老後の生活を過ごすのは不安」という人は、有料老人ホームに入居することも一つです。中には、健康で自立しているうちから入居できる施設もあるため、あらかじめ入居しておくことで安心できる場合もあるでしょう。
死後への備え
自分が亡くなったあとの事は、あらかじめ誰かに依頼したり、自分の意志を遺したりしておくとよいでしょう。
まずは、自分の死後の手続きを依頼する人や業者を決めましょう。
そして葬儀や墓、財産や遺品をどうするかなどを考えておきます。遺言のほかにも最近は、エンディングノートと呼ばれる死後のことを書き残すためのノートもあります。
その内容を参考にしながら、備えを考えるのも一つです。
おひとりさまの老後の楽しみ方
老後に向けて備えをしておくことはもちろん、毎日を楽しく過ごし、充実した日々を送ることも大切です。
最後に、おひとりさまの老後においておすすめの楽しみ方を紹介します。
趣味やボランティアを楽しむ
自分の趣味に没頭できるのは、おひとりさまの老後ならではの特権と言えるかもしれません。
これまでやってみたかったものの後回しになっていたものや、新たに興味を持ったものに挑戦してみることで、セカンドライフがより充実するでしょう。
また、ボランティアに参加するのもおすすめです。
ボランティアは人の役に立っているという達成感も得ることができます。
自身の経験を活かせるものはもちろん、地域ボランティアは自治体などで幅広く募集していることも多いので、一度チェックしてみましょう。
気晴らしにもなる運動を定期的にする
どうしても運動不足になりがちな老後には、自分で運動を定期的に行うことを心がけましょう。
軽い運動は気晴らしやストレス発散効果が期待できるほか、脳の活性化にもつながると言われています。
軽い散歩やジョギングで運動しながら外の空気を吸うことはもちろん、外出が難しい場合は、ストレッチやヨガ、太極拳などでもいいでしょう。
スポーツが得意な方は、コミュニティに所属したり、習い事を始めてみたりするのもおすすめです。
人との出会いや交流を楽しむ
おひとりさまの老後は、一人で過ごす時間が多くなりがちです。
できるだけ自ら人との出会いや交流に積極的になり、コミュニケーションを楽しむようにしましょう。
人と交流することは、いい意味で大きな刺激となるほか、老後の人生を豊かにしてくれる新しい出会いがあるかもしれません。
また、定期的に人と会っていれば、何かあったときに異変に気がついてくれる人ができるメリットもあります。
おひとりさまを満喫しつつ、人との交流も自由に楽しんでみましょう。
おひとりさまの老後に不安を覚える方は多いです。
どんなリスクがあるのかを把握し、早いうちから備えておくことで、不安や懸念を軽減することができるでしょう。
自分らしい悠々自適な老後を過ごせるよう、この記事を参考にしながら準備を進めてみてください。
おひとりさまの老後の準備については上記を参考にしてみてください。
「もう半世紀すこやかに、今まで以上に輝いて暮らせる人生を」
日本を代表する大手企業約100社が出資し設立された高齢者マンション「サンシティ」は、全国に17か所に展開する自立型・介護付有料老人ホームです。
もしもの介護や看護が必要になられた場合も将来にわたりお支えします。
豊かな老後をお過ごしいただくための大規模な文化イベントから、サークル活動まで様々な催事があるのも特徴。
ほか健康寿命を延ばすプログラムなど、ライフスタイルに応じてご参加いただけます。
老後にかかる費用、料金についても分かりやすく説明してまいりますので、少しでもご興味のある方はご相談ください。
関連記事はこちら
準富裕層に該当する人が気をつけたい老後のリスクとは
いわゆる「準富裕層」に該当する人々は、一定の資産があるために老後の生活には大きな不安はないかもしれません。しかし、その資産をどのように管理・活用するかによって、...
詳しくはこちら
老後の資金はどれくらい必要? 夫婦二人で暮らす場合の目安
夫婦二人で老後の暮らしは、経済的に安心して暮らせることが重要なポイントです。この記事では、総務省統計局のデータなどを基に、夫婦二人の老後に必要な資金の目安につい...
詳しくはこちら
老後の一人暮らしの生活費はどれくらい必要? 一ヶ月の内訳を紹介
収入やライフスタイルがそれまでとは大きく変化する老後の生活。生活費がどのくらい必要なのか気になる方も多いのではないでしょうか。今回の記事では、老後の一人暮らしな...
詳しくはこちら
老後独身の場合貯金はいくらあればいい? 年代別の資金を作る方法
ライフスタイルや社会状況の変化により、老後を独身で過ごす人の割合もかつてより多くなってきました。「老後に必要な資金は2000万円」などと言われることもありますが...
詳しくはこちら
老後に住む場所は都会? それとも田舎?移住する場合のそれぞれのメリット・デメリット
老後にどこでどのように暮らすか、老後の住まい選択でよくある悩みが「都会か田舎か」です。「刺激が多く便利な都会」「ゆったりとした田舎」というなんとなくのイメージは...
詳しくはこちら
老後のお金の相談は誰にすればいい? お金の相談先を紹介します
老後の資金は、医療費、介護費など、老後ならではの避けられない出費を想定し、プランを立てておく必要があります。その中でわからないこと、不安なことがある場合は、専門...
詳しくはこちら