ご入居のお客様の本来の力を引き出す

専門職チームがお暮しを支援

2015年に町田からスタートした「アシストサービス課」。発足から7年を経て、現在では全施設に広がり、その重要性がさらに高まっています。ご入居のお客様の自立支援をサポートするアシストサービス課の現在の取り組み、今後の展望を株式会社ハーフ・センチュリー・モア 竹田広取締役に聞きました。

専門職チームがお暮しを支援

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導入から7年スタッフ120名体制へ

「ご入居のお客様には、いつまでもご自分らしい毎日をお過ごしいただきたい」サンシティで働くスタッフ全てに共通する願いです。少しの助けがあれば、一般棟で今までと変わらず、元気にお過ごしいただける方が多くいらっしゃいます。「自立した生活ができる方」と「一部サポートが必要な方」という大きな枠組みでのパーソナルケアではなく、そういったご入居のお客様のサポートをするチームとして発足したのが「アシストサービス課」です。

この一般的な高齢者施設にない取り組みを始めて7年。様々な試行錯誤を繰り返してまいりました。無気力、退屈、孤独にさせないよう、コミュニティ作りやレクリエーションの充実を図りながら、各部署のスタッフや外部の介護・福祉・医療機関と連携し、職務を通じて得たご入居のお客様に関する小さな気づきの情報を収集。その情報をもとに、ご入居のお客様に積極的に関わり、言葉に出ないサインをとらえ、必要な支援やサポートを引き出すといった一歩進んだパーソナルケアに取り組んでまいりました。

その結果、アシストサービス課の導入後は、一般棟から介護棟へ移られるお客様の割合が17%から13%にまで減少し、確かな成果に繋がっています。サンシティ町田から始まったアシストサービス課は、現在では全施設へ導入され、スタッフは120名にまで増員されるなど、サンシティにおける役割はますます大きくなっています。

テーマは
「エンパワーメントアプローチ」

ご自身が持っている力を最大限に引き出すことを「エンパワーメント」と呼びます。アシストサービス課では、この「エンパワーメント」の視点に基づき、ご入居のお客様が持つ本来の力を尊重しながら、いかにその力を引き出し、持続させ、自立を促すことができるかを考えながらお手伝いさせていただいています。

単にサポートを受ける、といった受け身の立場ではない、ご入居のお客様がご自身の意思で選択できるような環境作りを目指しております。例えば、一人でトイレに行けないというご入居のお客様に対しては、歩行器を用意することで、歩き方のサポートを行うなど、ご自身が持っている力をいかに引き出すことができるか──エンパワーメントの促進を支援することで、要介護1だったお客様の介護度が下がったり、要支援1だったお客様がお元気な状態に戻れたりするなど、嬉しい事例も数多く報告されています。このような自立支援に特化したサポート体制は、機能ごとに業務を分業・専門化していない高齢者施設が多い中、他社には真似のできないサンシティ独自のサービスであると考えております。

  • 専門職チームが担う役割とは?

    ソーシャルワーカーは、ご入居のお客様のご要望を傾聴し調整役を担います。

  • 専門職チームが担う役割とは?

専門職チームが担う役割とは?

アシストサービス課は、「ソーシャルワーカー」、「ケアマネージャー」、「リビングケア」という3つの役割を担う専門スタッフにより構成されています。ご入居のお客様のご要望を傾聴し、趣味や嗜好、考え方などに基づいて全体の調整役を担うのがソーシャルワーカーです。そして、ご入居のお客様に必要な支援のプランを立てるのがケアマネージャー。介護福祉士やヘルパー2級といった資格を有するなど、フレイル(※1)ゾーンの方々をアシストするのがリビングケアとなっています。

この3部門の専門職スタッフが、総合的かつ包括的なサポートで、ご自身が持っている力を最大限に引き出し、自立した生活が継続できるようアシストすることは、結果としてフレイル予防にも繋がっています。フレイルとは、年齢を重ねることにより、健常から要介護へ移行する中間の段階といわれています。サンシティ独自の判定シートで多面的に分析することで、フレイルゾーンの方々を早期に発見、対策ができるようになったのも、アシストサービス課の設立が大きく寄与しています。こういった総合的なサポートが、ご入居のお客様の健康寿命を延ばす役割を担っているのです。

  • 「アシストサービス課」の今後について?

    リビングケアは、ご入居のお客様の通院付添、医師との連携などを行います。

  • 「アシストサービス課」の今後について?

    ケアマネージャーは、ご家族様も同席のもと、ご希望に合う支援プランを作成。

「アシストサービス課」の
今後について

サンシティならではの一歩進んだパーソナルケアを進めていく中で、今後は、ご入居のお客様が望まれるサービスの選択肢を増やしていくことが、アシストサービス課としての役割だと感じています。コロナ禍の中、外部のデイサービスが使えなくなったというお声も届いており、そういったご要望に迅速に対応できるような有料サービスを含めた体制作りに着手。一部の施設でテスト的に導入を始めました。また、さらなる啓蒙活動も重要です。実際にサポートを受けられたご入居のお客様には、その良さを実感していただいていますが、ご利用なさったことがないご入居のお客様の中には、「何をするところ?」「自分に関係があるの?」といった疑問のお声もあり、説明会や茶話会などで継続的にご理解いただける場を作ってまいります。最後に、昨年より順天堂大学との共同研究講座が始まり、医学的な側面からのサポートを受けられる体制が整いました。アシストサービス課が取り組んでいるフレイル対策にもしっかり活用していきたいと考えています。

これからも進化の歩みを止めることなく、ご入居のお客様に、健康寿命を長く=いつまでもご自分らしい生活が叶うよう、綿密なサポートを続けてまいります。今後ともご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

※1フレイル 日本老年医学会が2014年に提唱した概念で、「Frailty(虚弱)」の日本語訳。年齢を重ねたことで心身の働きが弱くなってきた状態で、健常から要介護へ移行する中間段階といわれています。適切な治療や予防を行うことで要介護状態に進まずにすむ可能性があるともされています。 

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