第1回
季節の食材の美味しい食べ方や、摂取できる栄養素などをご紹介する新連載です。サラダや付け合わせなど「生」で食すことが多いため、水溶性のビタミンCを効率的に摂取できる食材です。シミ・ソバカスの原因となるメラニン色素の生成を抑制すると言われるビタミンCは、紫外線が強くなる初夏に摂取するのがおすすめ。また、抗酸化作用のあるβカロテンも多く含みます。刻んだりちぎったりしてからしばらく置いておくと、独特の苦みや辛みが飛んで食べやすくなるので、ぜひお試しください。βカロテンは油と合わさると吸収されやすくなるので、炒め物などはより効果が期待できます。たくさん摂取したい場合は、お味噌汁の具にしても美味しいです。
クレソンのサラダ
クレソンの和え物
紫蘇は初夏を感じさせるような爽やかな香りを楽しんでいただきたい食材です。そのため、サンシティでは香りを生かした紫蘇豆腐や浅漬けなどでもお出ししています。クレソン同様、紫蘇もβカロテンを多く含むので、量を取ればとても優秀な食材です。
ご家庭ではそのままドレッシングと和えていただいたり、ミルミキサーで細かく刻み、オイルと合わせて紫蘇ペーストを作っていただいたりするのもおすすめです。ペーストは魚や肉に載せると美味しくいただけます。香り成分には食欲増進の効果もあるので、暑さで食欲が落ちた時にもぜひお召し上がりください。
紫蘇豆腐
管理栄養士松岡孝尚
初夏に旬を迎える野菜は、夏を迎える前に身体を強くする栄養素を多く含んでいるのが特徴です。ですから、この時期は「夏に向けての身体づくり」を意識して旬の食材である枝豆などを取り入れ、また疲労物質を分解してくれるビタミンB1を多く摂取できる献立を心掛けています。ビタミンB1を豊富に含む食材の代表格が豚肉です。豚肉は、疲れにくい元気な身体を作るには最適な食材だと言われています。サンシティのお食事は「毎日の美味しい食事を通して健康を創る」がテーマ。今後も安心してレストランでのお食事を楽しんでいただけたらうれしいです。
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